可愛いM字リップを作る方法②

こんにちは！Rビューティークリニックの村山です！

前回は「M字リップを作る方法①」で唇ヒアルロン酸について説明いたしました。

今回は「②外科的M字リップ形成術」についてお話していこうと思います。

前回のおさらいですが、M字リップとは上唇の形がアルファベットの『M』の形になっている状態のことを言います。唇の真ん中（くちばし）と左右の口角の部分が膨らんでいて、さらに上唇の縁の輪郭がはっきりとしている状態です。

M字リップを作る方法は2つです。

①ヒアルロン酸注入

②外科的Mリップ形成術

ヒアルロン酸注入は唇が薄い方や厚くしたい方が適応となります。厚い方や今の厚さのまま形を整えたい方にはヒアルロン酸注入でより厚くなってしまうため、少し適応から外れてしまいます。また唇ヒアルロン酸は持続期間が決まっていて、半永久的に唇の形を維持したいという方も適応から外れます。このような場合に適応となるのが外科的M字リップ形成術になります。

外科的M字リップ形成術とは？

外科的にM字リップを作るにはどのようにすれば良いのでしょうか？

『M字リップとは上唇の形がアルファベッドのMの形になっている状態』とお話しました。経験上、上唇が左右の口角からクチバシまでがほぼ一直線であり、クチバシがあまり目立たない方が多い印象があります。

このような方がM字に唇を形成するためには、クチバシ部分と口角部分との間の唇のボリュームを少なくする必要があります。従って図のように不要な部分の唇を切除し、縫い縮めることでM字の唇を作ることができます。

ダウンタイム

切開と聞くと長いダウンタイムと思われる方は多いと思いますが、唇は血流が多く傷の治りも極めて早いです。腫れはおよそ2、3日で引くことが多いです。1週間後に抜糸が必要になりますが、抜糸をすればほとんど傷跡も目立たず、自然に見えます。抜糸するまでも糸は唇に少し食い込み、わからない場合が多いです。

症例写真

症例①

症例②

症例③



適応

基本的に唇の厚さがあり、ヒアルロン酸でM字リップを作りたいけどもっと厚くなるためヒアルロン酸の適応がない方、半永久的にM字リップになりたい方などが適応となります。逆に薄めの方が切開を行うとさらに薄くなってしまうため不適ですので、術前のカウンセリングが非常に大切になります。

ヒアルロン酸との併用

外科的にM字リップ形成術を行った方でも術後にヒアルロン酸を注入することがあります。あくまでもM字リップ形成術は上唇の形を変えるもので、キューピッドボウの形を高くしたり、人中を短くしたりできるものではありません。従って、人中を短くしたい、上唇の輪郭をはっきりさせたいなどの希望がある方は術後にヒアルロン酸を注入する場合もあります。

M字リップ形成術についてまとめますと・・・

・M字リップ形成術は上唇の一部を切除し縫い縮めることで『M』の形を外科的に形成する手術です。

・ダウンタイムは皆様が心配されるほど長くはなく、1週間程度でほぼ自然な唇になります。

・適応としては唇が厚く薄くしながら形を整えたい方やヒアルロン酸注入ではポテっとした唇になってしまい注入できない方、永続的な変化が欲しい方などが適しています。一方で薄い方はさらに薄くなる可能性があるため不適です。

・M字リップ形成術では人中短縮効果やキューピッドボウ（唇の輪郭）をはっきりとさせる効果はないため術後ヒアルロン酸注入により、さらに綺麗な唇になります

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