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小鼻のお悩み~内側法?外側法?適応はどれ?
2021.11.30
鼻が大きいとお悩みの方は多いかと思います。鼻の幅としては色々なポイントから見る必要がありますが、今回はその内「小鼻」という部分について書いていきます。
小鼻は正式には医学用語だと「鼻翼」と言い、その幅は「鼻翼幅」と言います。
この部分はある程度自然な膨らみをがある状態で、目と目の幅に一致している状態が美しいとされています。
この小鼻という部分に関しては、①膨らみ方②幅③皮膚の厚さ④位置(鼻柱・鼻尖との関係)で評価していくことになります。
①膨らみ方
膨らみ方としては、上述の通り、自然な膨らみがある程度ある状態が美しいとされます。逆に、ふくらみが強すぎる状態だと「あぐら鼻」と言われているような状態になります。
膨らみが強い場合は「小鼻縮小外側法」の適応になります。余剰な皮膚を切り取り、縫縮することで、ふくらみを軽減します。
しかしながら、切りすぎには要注意であり、ふくらみを人工的に作る手段は現時点では存在しません。ふくらみがなさすぎる状態だといわゆる「コンセント鼻」を作る一因になりますので、適応は慎重に見ていく必要があります。
②幅
鼻翼の幅は上述の通り、目と目の距離(内眼角距離)に一致しているのが美しいとされており、これより広がっていると「鼻が大きい」という印象になります。
幅を狭めるのは「小鼻縮小内側法」になります。鼻の穴を切り取り縫縮することで鼻翼底幅も減少させることが出来ます。
③皮膚の厚さ
鼻翼部の皮膚が厚いなどで、鼻孔は小さいのに鼻翼幅は広がっているように見える、というケースもございます。
この場合は外側法である程度余分な皮膚を切り取り、適切な皮弁を作成し、鼻孔の大きさを維持させるようなデザインをしていく必要があります。
④鼻柱との関係
鼻柱との関係性は比較的マイナーな部位ですが、鼻の美しさに大きくかかわる部位でもあります。
鼻柱は鼻翼に対してやや下に位置しているのが美しいとされており、この状態は正面から見た際にちょうど「カモメが羽ばたく様子(gull-in-flight)」と形容されます。
鼻柱が鼻翼に対して大きく後退している場合は、鼻柱を下げるか鼻翼を挙上する必要があります。鼻柱を下げる場合は、鼻柱下降(floating columellar strutの変法)という手術か、鼻中隔延長術が適応になります。
鼻翼を上げる場合は、小鼻縮小の外側法の変法が必要になります。
御自身ではなかなか悩みの詳細についてもわかりにくい鼻翼について書きました。当院ではあなたのお悩みに合わせて適切な治療法を提案させていただきます。
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