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鼻整形における移植の色々②~移植方法の色々
鼻美容外科
2023.10.01
前回は移植に用いる材料についてお話しましたが、今回は前回の続きで、移植の手法についてお話します。
①鼻中隔延長
鼻の中の土台である「鼻中隔軟骨」という部位に、軟骨を移植して、鼻先の構造・位置・向きを変える手術になります。こちらについては、過去の記事をご参照ください。
鼻中隔延長術について
②コルメラストラット
鼻先の軟骨の内側脚の間に柱を差し込み、鼻先を支える構造を作る手法になります。こちらについても過去の記事をご参照ください。
ストラット法について
③オンレーグラフト
この移植物は、上記二つの構造的な改築とは異なり、鼻先の形状を形作るグラフトです。
鼻尖に対して、形状を形づくるように移植軟骨の形を切りとり、先端が希望通りになるようにデザインしていきます。
④シールドグラフト
こちらも上記のオンレーグラフトと同様で、鼻先の形状(特に鼻尖下部~鼻柱)を形作る移植物になります。
鼻柱部へのボリュームを増大させることで、鼻柱に立体感を出す際に使用されます。
⑤バッキンググラフト
このタイプの移植は、上記のシールドグラフトを後ろから支え、上方向に向かってズレるのを防ぎ、鼻尖部をシャープに向けるために使用されます。
短い鼻の治療で、鼻中隔延長をした際に組み合わせて使用することも多い移植法です。
⑥プランピンググラフト
この移植物は、急峻な鼻柱基部(鼻唇移行部)を改善させるために使用されます。
この部位に移植をすることで、内側から押し上げることが出来ます。最近だと「猫手術」などとも呼ばれます。
また、この部位の陥没はしばしば中顔面の発達不全とも関連するので、鼻翼基部の前進手術(貴族手術)と共に行われることもよくあります。
鼻翼基部陥没に関しては貴族手術についてはこちら
是非ご参考にしてみてください。
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