ブログ
「額縮小」と「前額リフト」の違いとは?
その他美容外科
2024.12.01
今回は上顔面のお話、特に「おでこ」についてのお話になります。
①おでこの印象、手術の種類
おでこは上顔面の部位として非常に重要な役割を担っています。
おでこは前頭洞の成長とともに徐々に前方に向かって発達していき、眉弓の辺りで突出してきます。
この発達は男性の方が強いため、突出が強くゴツゴツしていると男性的な印象を与えます。
また、生え際の形は丸みを帯びているのが女性的で、男性は直線的・さらに加齢とともにM字型に生え際が後退していきます。
このような額の印象を改善させるための手術としては「形を変える」「額を狭くする」「皺を伸ばす」手術が挙げられます。
形態を丸くする手術については横顔美人の条件で解説しているように脂肪注入やヒアルロン酸注入による「前額形成術」が基本となります。
額を狭くする手術については「額縮小」になり、皺を伸ばす手術については「前額リフト」になります。
今回はこの二つの手術についての共通点や相違点について解説していきます!
②二つの手術の共通点:傷痕
「額縮小」と「前額リフト」の二つの手術の最大の共通点は「傷痕」です。
どちらの手術も傷が生え際に出来るという点で共通しています。
この部位に傷を作る最大の理由としては、傷が見えにくくなるためです。
また、傷はギザギザな形に加工します。傷は一般的に張力がかかるほど肥大する傾向にあるため、この形にすることで張力を分散させ、傷が目立ちにくくなることが期待できます。
③異なる点:剥離方向
さてこの二つの手術はどのように異なるのでしょうか?答えは「剥離方向」です。
額縮小術では切開部から頭頂部に向かって剥離し、頭皮を引き延ばしながら眉毛側に向かって引き下げることで額の広さを縮小します。
それに対して前額リフトは切開部位から額の皮下を剥離していき、眉弓の辺りまで剥離します。そしてたるんだ皮膚をシワごと引き延ばし、余った部分を切り取り縫合します。
また、剥離層も異なります。
額縮小の場合は、骨膜上-帽状腱膜下という比較的深い層を剥離していきますが、前額リフトの場合は、前頭筋上-皮下を剥離していきます。
④同時施術は可能か?
この質問は非常に多く頂きますが、結論から申し上げますと「可能」です。
上記のように、剥離層が異なりますので、額縮小のゴールを骨膜下に固定し、その後に額縮小を行っていく、という流れになります。
おすすめ記事
ARCHIVES
- 2024年12月 (6)
- 2024年11月 (7)
- 2024年10月 (7)
- 2024年9月 (10)
- 2024年8月 (10)
- 2024年7月 (4)
- 2024年6月 (14)
- 2024年5月 (3)
- 2024年4月 (9)
- 2024年3月 (5)
- 2024年2月 (5)
- 2024年1月 (6)
- 2023年12月 (9)
- 2023年11月 (7)
- 2023年10月 (6)
- 2023年9月 (10)
- 2023年8月 (6)
- 2023年7月 (6)
- 2023年6月 (10)
- 2023年5月 (6)
- 2023年4月 (10)
- 2023年3月 (7)
- 2023年2月 (7)
- 2023年1月 (7)
- 2022年12月 (7)
- 2022年11月 (4)
- 2022年10月 (8)
- 2022年9月 (8)
- 2022年8月 (9)
- 2022年6月 (1)
- 2022年5月 (1)
- 2022年4月 (3)
- 2022年2月 (2)
- 2022年1月 (1)
- 2021年12月 (2)
- 2021年11月 (4)
- 2021年10月 (3)
- 2021年9月 (2)
- 2021年8月 (2)
- 2021年7月 (4)
- 2021年6月 (5)
- 2021年5月 (4)
- 2021年4月 (14)
- 2021年3月 (7)
- 2021年2月 (5)
- 2021年1月 (16)
当院のホームページは、厚生労働省より2018年6月に施行された
「医療広告ガイドライン」を遵守して作成しております。
「医療広告ガイドライン」を遵守して作成しております。
お電話またはWEBフォームより
ご予約を受け付けております。
カウンセリングは無料です。
まずはお気軽にご相談ください。
診療時間 10:00~19:00 不定休
電話番号:03-6228-7881
東京都中央区銀座2丁⽬4−18 ALBORE GINZA 9F