鼻先を高くするとは？

 

「鼻先が低い」「鼻先が丸く、団子鼻だ」「鼻の存在感をなくしたい」など、鼻先にコンプレックスを持っている日本人の方は大変多くいらっしゃると思います。

このうち、今回は「横から見た際に鼻先を美しくしたい」に関して説明します。そもそも、横から見たときに一番美しく見える鼻の形とはどういうものでしょうか？

女性の場合は眉間から滑らかな凹カーブを描き、鼻先はツンと頂点を持っている鼻がかわいいといわれています。

 

鼻先が低く丸い人は多くの場合、鼻中隔軟骨・大尾翼軟骨の発達が悪い人が多いです。その結果として、横から見た際の鼻の長さが短く、高さも足りず、丸い感じの印象になってしまうことが多いです。

こういった方の修正方法は一概に「コレ！」といったものはなくて、実際にはその方の鼻によって術式は異なります。ただ、大きくは次のようなパターンに分かれます。

 

①鼻の長さは十分であるが、鼻背部に比較して鼻先の高さが足りず、カーブが凸向きでなんとなく魔女のような印象を与えてしまう。

日本人よりも西洋人に多いタイプです。このような方は多くの場合で鷲鼻(ハンプ)も伴っているため、鼻先への軟骨移植などで鼻先の高さをしっかりと出し、同時に程度に応じて鷲鼻修正もすると効果的です。

②鼻の長さが短く、鼻先が上を向いており、低さも伴っている

日本人に多いタイプです。鼻中隔軟骨の発達の程度にもよりますが、大きく変化を出す場合には鼻中隔延長が必要になることもあります。軽度の場合は鼻先への耳介軟骨移植で十分な高さを得られることもあります。

 

③長さも高さもあるが、丸い。

大鼻翼軟骨の発達が悪く、その上を覆う軟部組織・皮膚が厚いと考えられます。軟部組織の切除が必要になりますが、結果として高さも失われる可能性もありますので、軟骨移植と組み合わせることが多いです。

 

 

ご自身の鼻を診察させていただき、患者様自身にとって最大限の結果を出せるようにプランを提案させていただきます。