傷痕修正②~治療方法について| アールビューティークリニック銀座・名古屋・大阪

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    傷痕修正②~治療方法について

    その他美容外科美容⽪膚科

    2021.08.24

    前回の傷痕修正に関する記事では傷跡の成因・時間経過による分類を書きました。

    一言で「傷痕」と言っても、様々な見た目の傷痕があります。
    今回は実際に患者様の目線で見る傷痕の分類・治療法について書いていきます。

    ①まずはご自身の傷跡が今どのような状態で、今後どうなるのかを見ます。
    ・白い傷痕:「成熟瘢痕」…時間が経った傷痕で、基本的に変化しないです。色素が抜けているので周囲に対して少し目立つことがあります。
    ・赤い傷痕:「炎症・増殖期」…治って間もない傷痕や手術痕、炎症の強かったニキビ痕、やけどの痕、もしくはケロイドや肥厚性瘢痕など、これらは内部で炎症が起こっているので、赤みを帯びており、痒みや痛みを伴うこともあります。
    この状態から、正常に治癒して炎症が落ち着けば、成熟瘢痕として次期に白くなっていきます。その一方で、環境や遺伝などの各種の要因で、炎症状態が持続すると「ケロイド」や「肥厚性瘢痕」として持続することがあります。
    ・茶色い傷痕:「炎症後色素沈着」…創傷が治癒する過程で色素沈着を起こしてしまった状態。時間経過とともに若干は薄くなることもあります。

    ②実際に最も効果的な治療方法
    白く色が抜けている部位(色素脱失)に対しては医療アートメイクが良い適応になります。
    当院で行っているアートメイクによる傷痕修正で得意とするのは、白い傷痕です。専用のデバイスを用いてご自身の肌の色の選定を行い、白くなっている箇所へ色を注入し、なじませて行きます。効果は1~2年程度持続し、徐々に薄くなっていくので繰り返していく必要があります。

    これに対して治りかけの傷痕や手術痕、炎症の強かったニキビ痕、やけどの痕、もしくはケロイドや肥厚性瘢痕などの赤い傷痕は、内部で炎症が起きているので、まずその炎症状態を抑える必要があります。ステロイド剤の局所注射や内服による治療、場合によっては切除して縫い合わせる方法が選択されることもあります。

    これに対して、茶色の傷跡は、内部では炎症状態は鎮まっているので、色素を抜いていく治療がメインになります。レーザーや外用薬による治療がメインになっていきます。

    当院では患者様の傷痕の状態に応じて少しでも目立たない傷痕になるように最善の治療法を提案させていただきます。

     

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