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鼻のパーツについて①鼻背部
2021.10.07
鼻のパーツについてのお話をします。鼻のパーツはいくつかありますが、大きく分けて頭側から鼻背⇒鼻尖⇒鼻柱となります。
この中で、鼻背部について詳しく見ていきましょう。
鼻の始まりは①鼻根点(Sellion)から始まり、②鼻骨点(Rhinion)、③鼻尖上部(Supratip,鼻尖部の少し上の部分)といった構成になります。
この部位別にみて様々な悩みの内容があります。
①鼻根点
横から見た鼻の中で一番低い部位であり、鼻の始まりの部位で、目の高さとの関係が重要になります。二重の重瞼線の高さに一致しているのくらいがバランスが取れているとされており、目に対して比較的下から始まっていると顔面が平坦な印象になりますし、離れ目な印象になります。また、鼻全体としては短い鼻になってしまいます。
この部位の整形としては、ヒアルロン酸注入やプロテーゼ挿入で高さを調整することが多いです。
②リニオン
この部位は構造としては骨と軟骨の接合部であり、全体の鼻の形の印象を左右する部位になります。この部位が過剰発達すると凸方向に突出します。この突出はハンプと呼ばれており、ワシ鼻の印象を与え、悩まれる方も多いです。
この部位の整形としては、突出を削る・段差を埋める・プロテーゼで全体を覆うなどが考えられます。
③鼻尖上部
この部位は鼻中隔軟骨・上外側鼻軟骨・大鼻翼軟骨の頭側領域により複雑に作られる領域です。中でも支持構造のメインになる鼻中隔軟骨の強度が弱いと、鼻尖上部がへこんだような印象を与えます。鼻中隔軟骨の尾側から大鼻翼軟骨への移行点であればSupratip breakとして西洋人の鼻ではよく見られます。これに対して、より頭側にある部位がへこむと鞍鼻と呼ばれるような鼻筋になってしまいます。
この部位には主に自家組織などで整形をしていきます。一方で、ヒアルロン酸注入はしないほうがいい部位でもあります。この部位にヒアルロン酸注入をすることで、鼻尖部の血流が圧迫されてしまい、鼻尖部が壊死してしまうリスクがあるためです。
御自身でお悩みについてよくわからない場合はまずは一度お気軽にご来院ください。あなたの理想にあったプランをご提案させていただきます。
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