鼻整形トルコ研修

こんにちは。R Beauty CLINIC銀座院の副院長の吉田です。
今回は、自分が5月に参加したトルコでの鼻整形の研修についての参加についてその様子を報告していきます。

①トルコは美容整形大国！
今回、自分が参加した鼻整形の研修はトルコ最大の都市であるイスタンブールで行われました。

イスタンブールは街中を歩いていても、鼻や前額に包帯やガーゼをあてている方を多く見かけます。
というのも、トルコは美容整形手術が非常に盛んであり、欧州の中では物価も安いことことから、ヨーロッパや中東を含め外国から多数の患者が美容整形目的に渡航されると言われています。
なので、トルコは美容整形のレベルが年々上がっていると言われており、近年では日本を含むアジア諸国からも、整形手術目的に渡航される患者も増加傾向となっております。

さて、今回参加した研修はAmerican Hospitalというイスタンブール随一の病院の鼻整形で有名なDr.Teoman先生の教室で行われました。

この先生はヨーロッパ全体の中でも非常に高名な先生で、具体的にはワシ鼻などの“大きい”鼻を小さくするVolume reductionの手術を中心におこなっていました。

②どのような研修か？
今回参加した研修は、4日間のコースでした。
1日目にレクチャーがあり、手術のコンセプトや細かいコツなどを紹介して頂きました。
日本人とは人種の差もあり、日本でよく行われるオペとは内容が若干異なっていました。
日本で行われる手術法は皆さんご存知の通り、高さを出すような「ボリュームを足す」オペになりますが、
トルコでは逆に「ボリュームを減らす」オペが中心になります。

ボリュームを減らすオペとしては、主に、
・わし鼻削り
・骨切り幅寄せ
などが挙げられます。

こういった手術が実際にどういった患者に適応となるのか、どういった効果になるのか、というコンセプトを学びました。

その後2～4日目は実際に手術を見学しました。

③普段の診療への応用
さて、実際に日本での診療での応用についてですが、もちろん「大きい鼻を小さくする」希望の患者さまへ対しては応用がよく効くと思われます。
それだけでなく、鼻先にツンと高さを出す手術でも大変参考になりました。

今回のDr.Teomanの先生がすごいところは、侵襲が最小限となるように、徹底的に拘る点だと思います。
アプローチ方法は基本的にはクローズ法で行い、固定もギプス固定は行わない方針と伺っております。
日本人とは鼻先の構造も異なるため、適応はクローズ法での限定的になりますが、
それでも鼻中隔延長術の方法への応用は可能な場合が多いと考えております。
今回の参加経験を活かして、今後の診療へ役立てたいと思っています。

以上、参加レポートでした！今後ともよろしくお願いいたします。