ブログ
鼻整形の麻酔って?静脈麻酔?全身麻酔?
二重鼻小顔その他美容外科
2023.04.16
今回は質問も多い「手術の際の麻酔方法」について解説していきます!
①そもそも麻酔とは?
「麻酔」という用語ですが「処置に際して、感覚や意識を制御し、一時的に喪失の状態を与えること」を目的としています。
分かりやすく言うと、「麻酔をかけること」で、「本来なら痛みや反射などで実行が難しい処置を行える状態を作ること」が可能となります。
逆に麻酔がないと、痛みを感じたり、数時間我慢しながら同じ体制を取り続けるといったことが必要となります。
そういった苦痛を感じずに、手術・処置を行うことが出来るのが麻酔を行う最大のメリットです。
②麻酔の深度?
さて、麻酔を行う要素を分類していくと
・鎮痛
・鎮静
・筋弛緩
の3つの要素に分類することが出来ます。
それぞれについて、麻酔の深度と共に見ていきましょう
✅鎮痛
鎮痛は文字通り痛みを抑えることを目的としています。
この鎮痛作用を与えるには局所麻酔薬が中心となります。
短時間で終わるオペでは鎮静薬は全く使わず、鎮痛剤のみで行う場合も多いです。
他にも、静脈からの点滴で、鎮痛剤を注入する場合もあります。
✅鎮静
鎮静とは、意識状態を薄くして不安な状態を取り除くことを目的としています。
鎮静自体は深度を深くすれば全身麻酔と変わらない状態を作り出すことも出来ます。
鎮静の深度に応じた身体の反応性は次のようになります。
不安がなくなる⇒意識が遠のく⇒(一般的にはここまでに留める)⇒反射消失⇒気道閉塞⇒痛み刺激に無反応⇒徐脈・血圧低下
となります。
鎮静作用は吸入麻酔薬や静脈麻酔薬などで得られますが、当院では主に静脈麻酔による鎮静を行っております。
静脈麻酔で主に用いる薬剤はプロポフォールというもので、濃度の調整がしやすく、ほとんど眠った状態で手術を行うことが出来ます。さらに、覚醒が早いというメリットもありますので、日帰り手術には大変向くいい方法としてよく用いられます。
✅筋弛緩
筋弛緩とは、全身の筋肉を脱力させる効果を指します。単独で使うことは基本的にはなく、また呼吸に関する筋肉も収縮が出来なくなり、呼吸が出来なくなるため、人工的な換気が必要になります。
なので、基本的には全身麻酔の時に呼吸サポートを行った状態でのみ使用されます。
③麻酔の選択例と実際の運用方法は?局所麻酔?全身麻酔?
では実際に、どの手術にはどのような麻酔が選択されることが多いのかを、見ていきましょう。
✅二重埋没法⇒局所麻酔による鎮痛+笑気ガス
✅目元の切開(全切開二重術やタレ目形成など)⇒局所麻酔による鎮痛±静脈麻酔による軽度の鎮静(開眼の指示が入る必要がある)
✅鼻整形⇒静脈麻酔による鎮静+局所麻酔による鎮痛 もしくは 全身麻酔が必要になることもある
✅顔の脂肪吸引⇒静脈麻酔による鎮静+局所麻酔による鎮痛
✅糸によるリフトアップ⇒局所麻酔による鎮痛±静脈麻酔による軽度の鎮静
代表的な施術での目安をいくつか載せました。参考にしてください。
もし麻酔でご不安なことがありましたらカウンセリングの際にお気軽にご相談ください。
おすすめ記事
ARCHIVES
- 2024年11月 (6)
- 2024年10月 (7)
- 2024年9月 (10)
- 2024年8月 (10)
- 2024年7月 (4)
- 2024年6月 (14)
- 2024年5月 (3)
- 2024年4月 (9)
- 2024年3月 (5)
- 2024年2月 (5)
- 2024年1月 (6)
- 2023年12月 (9)
- 2023年11月 (7)
- 2023年10月 (6)
- 2023年9月 (10)
- 2023年8月 (6)
- 2023年7月 (6)
- 2023年6月 (10)
- 2023年5月 (6)
- 2023年4月 (10)
- 2023年3月 (7)
- 2023年2月 (7)
- 2023年1月 (7)
- 2022年12月 (7)
- 2022年11月 (4)
- 2022年10月 (8)
- 2022年9月 (8)
- 2022年8月 (9)
- 2022年6月 (1)
- 2022年5月 (1)
- 2022年4月 (3)
- 2022年2月 (2)
- 2022年1月 (1)
- 2021年12月 (2)
- 2021年11月 (4)
- 2021年10月 (3)
- 2021年9月 (2)
- 2021年8月 (2)
- 2021年7月 (4)
- 2021年6月 (5)
- 2021年5月 (4)
- 2021年4月 (14)
- 2021年3月 (7)
- 2021年2月 (5)
- 2021年1月 (16)
当院のホームページは、厚生労働省より2018年6月に施行された
「医療広告ガイドライン」を遵守して作成しております。
「医療広告ガイドライン」を遵守して作成しております。
お電話またはWEBフォームより
ご予約を受け付けております。
カウンセリングは無料です。
まずはお気軽にご相談ください。
診療時間 10:00~19:00 不定休
電話番号:03-6228-7881
東京都中央区銀座2丁⽬4−18 ALBORE GINZA 9F