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鼻・口周辺のアンチエイジング
鼻その他美容外科
2023.04.09
本日は「鼻・口周辺のアンチエイジング」について書いていきます。
そもそも「アンチエイジング(抗加齢)」を考える際には、加齢現象に応じてどのような変化を見せるかを知る必要があります。
それぞれを部位別にどのような変化を見せるのか、と具体的な治療法を考えましょう。
①ほうれい線
ほうれい線は、加齢とともに深く目立つようになります。これは、加齢によって表情筋が衰えに加え、コラーゲン・エラスチンなどの線維組織が減少したりするためです。皮膚の弛みも大きく関係し、ホホの脂肪が垂れ下がってくることも影響します。
このような原理でほうれい線は目立ってしまうので、治療法としては萎縮した組織のボリュームアップとたるんだ皮膚の引き上げがメインとなります。組織のボリュームアップとしては「ヒアルロン酸注入」や「脂肪注入」が良い適応となります。
皮膚を引き上げる場合は「リフトアップ術」が中心となります。糸による治療がメインであるため、ダウンタイムも最小限となります。
メーラーファット・ジョールファットなどの皮下脂肪が多く、垂れ下がってきている場合は、脂肪吸引を併用するとより効果的になることがあります。
②口唇
唇にぷっくりとした形を与えるコラーゲンやエラスチンなどの線維組織は、加齢とともに減少します。若々しい時期の上唇の特徴としては、輪郭がキューピッドの持つ弓の形に似ているため、キューピッドボウと呼ばれています。しかしながら加齢とともに、上唇はこの特徴的な形を失い、細かい縦線のシワが現れることがよくあります。
これは喫煙やストロー吸いなどの習慣的な運動や日光刺激が原因とされますので、若い内からの保湿や日光対策などの習慣も重要となってきます。
実際には年齢と共にボリュームを失った口唇に対しては、ヒアルロン酸注入によるボリュームの追加の治療法が中心になります。他にはダーマペンやボトックス治療を組み合わせる場合もあります。
③口角
口角は、加齢とともにへの字型に垂れ下がります。
このような変化を見せる原因としては、コラーゲンなどの線維組織の減少・重力の影響によるジョールファットの弛みや、口角挙筋などの周囲の表情筋の弛緩などの影響が考えられています。
そのため、下がった口角は若い人であっても疲れた印象を与えてしまいます。
このような下がった口角に対して効果的な治療法としては「口角挙上」になります。
口角挙上は垂れ下がった口角を皮弁移動させることで、クイッと上がった若々しい口角を作成することが出来ます。
④鼻
鼻は加齢とともに、土台となる頭蓋骨の梨状孔と呼ばれる部分が骨吸収により広がり、支える力が弱くなります。
そうなると鼻全体としては低く広がったように見えます。
ですので、逆に「細く・高い」鼻は若々しさの表れでもあり、アンチエイジングの面からも合目的的です。
鼻整形に関しては、以前の記事に各項目について述べているので、そちらを参照にしてください。
鼻整形ページ
施術の際のご参考にしてください。
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