鼻と他のパーツの関係：デザイン

鼻は、顔の中では一つのパーツですが、他のパーツとのバランスも大変重要になります。
鼻整形を後悔せずに成功させるためにも、他のパーツとのバランスを考えて、
「必要な施術」を「適切なデザイン」で行い、お顔に似合うような鼻整形を実施していくことが重要になります。

さて、顔全体における鼻の黄金比的なバランスの話は以前にさせて頂きました。
小鼻縮小のみを行うと団子鼻になる？

鼻の幅として、一番美しいとされるのは目頭間の距離に収まっていることです。

鼻の高さは長さの2/3程度が黄金比的バランスになります。

このように、鼻単体で見た時の幅や高さ・バランスの黄金比は上記のようにあらわされますが、
今回は顔の各パーツとの関係性について解説していきます！

①鼻と顔全体のサイズの関係

鼻と顔全体のサイズの関係性は大変重要な問題です。
小顔とはそもそもなんなの？
顔の大きさの定義自体が難しいという問題もありますが、今回は「パッと見た際の顔の印象」で考えていきます。
実際の症例で見ていきましょう。

この方を見て頂ければ分かるように、もともと鼻は決して大きくありません。
しかしながら輪郭がとても小さく小顔でいらっしゃるので、今回はその輪郭に合わせて小鼻の幅と、鼻筋を細くするようにデザインし、仕上げました。
術後はお顔のサイズに合う素敵なお鼻になりました。

②眼と鼻の関係
「目は口程に物を言う」という言葉があるように、人の顔の印象の多くは、目によって成立していると言えます。
眼の形態は様々で、「瞼の厚さ」「目の開き」「内眼角・外眼角の角度」「眼裂の縦横幅」などの要素が影響してきます。
また、二重やクマ取りなど、多くの施術メニューがあり、鼻整形とセットで行われることも多いです。

なので、鼻形成は「目をより美しく見せるように鼻を作り上げる」ことも目的としています。
実際の症例を見てみましょう。

メイクの影響もありますが、鼻の変化により目が美しくなったように見えると思います。
理由を考えてみます。そもそも、眼は構造的に鼻と密接な関係があります。
この患者様で言うと、目頭に位置する蒙古ひだという皮膚のツッパリがありますが、これは鼻根部の前方発達が弱く高さが低いため、目立ってしまっています。
鼻根部が低く蒙古ひだが張っていると、目頭と目頭の距離が離れたように見えます。
なのでこういった場合は鼻を高くすることによって顔全体のバランスが断然よくなることがあります。

③顎と鼻の関係
横顔の構成として大変重要になってきます。

鼻と顎を共に前方に向けて出した症例です。
鼻と顎を両方出すことで、顔面全体の立体感が出て、口元が引き締まった印象になるのが分かるかと思います。

いかがでしたでしょうか？
鼻は、パーツとしても三次元的に美しさを考えながらオペしなければならないのはもちろんのこと、
他の部位とうまく協調するような「輪郭整形」の側面もあることが分かっていただけたかと思います。
当院では、患者様のお顔・お悩みに合わせた最適な施術プランをご提案させていただきます。
是非一度カウンセリングにお越しください。