垂れ鼻の治し方～症例を用いて解説します！

鼻を表す形容詞は多数ありますが、今回は「垂れ鼻」について解説します！

垂れ鼻とは？

垂れ鼻というのは、鼻尖の頂点部分が下に向かって垂れ下がった形状で、鼻が長く見えてしまう状態のことを指します。
さらに鼻先に長さが加わり、大きさも目立つと「魔女鼻」とも呼ばれ、意地悪そうな印象を与えてしまうこともあります。

このように鼻先が下に垂れてしまう症状の原因は、鼻の内部にある鼻中隔軟骨という軟骨が下の方に大きく成長しているケースや、鼻先の高さが相対的に足りない場合がよく見られます。

垂れ鼻の原因は２つ

①鼻中隔が長すぎる

日本人を含むアジア人は鼻中隔軟骨が短い傾向にあるため、鼻先が上を向いたような豚鼻が悩みになるので、鼻中隔延長術が適応になることが多いですが、垂れ鼻の場合はこの鼻中隔軟骨が逆に発達しすぎていることが問題になります。
このような場合だと、鼻中隔軟骨を切り取り、適切な形になるように再配置する必要があります。
しかしながらこのような手術が適応になる症例は日本人には実際にはそれほど多くはなく、多くの場合で西洋人や、ハーフの方に限られます。

②鼻先の高さが足りない

日本人の場合、むしろ鼻先の高さが足りず相対的に鼻先が下がったように見えてしまうケースが大多数を占めています。
なので、今回はこの術式について詳細に解説します。

 

垂れ鼻を改善するストラット法とは？

次の方を見てみましょう。

この方は、鼻背ラインに対して、鼻先の高さが相対的に足りていないので、輪郭が外に向かって凸方向に見えてしまいます。
こういった方は、鼻先を支える力(持ち上げる力)が足りていないことで垂れ下がった印象になりますので、鼻先を支えるために、柱を作る必要があります。
この方法はストラット法と呼ばれる方法で、鼻の穴と穴の間にある柱(鼻柱)に軟骨を移植していきます。


術前後の比較を見てみましょう。

【施術内容】鼻尖形成、耳介軟骨移植
【副作用・リスク】腫れ、内出血、むくみ、感染、赤み
【金額】¥150,000～¥1,520,000

鼻先がしっかり上がったのがわかると思います。
このように、相対的に鼻先の高さが足りない場合は、鼻先に高さを出すことで、鼻背ラインを美しく見せることが出来ます。
この施術はコルメラストラット法と呼ばれる方法で、当院では多くの患者さまにご満足いただいております。
垂れ鼻でお悩みの方は是非ご検討宜しくお願い致します。
鼻尖形成
耳介軟骨移植