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オープン法の傷痕は綺麗に消えるのか?
2022.08.18
鼻の整形を行う際、アプローチ方法として大きく分けて「オープン法」と呼ばれる方法と「クローズ法」と呼ばれる方法があります。
この2つのアプローチ法の大きな違いは鼻の穴と穴の間の鼻柱と呼ばれる部分に傷を作るかどうかになりますが、この傷一つで手術の結果を大きく変えることが出来ます。
クローズ法は小さな傷の穴から軟骨を覗き込み操作を行うことになります。傷も表からは見えないし侵襲も当然小さくなるのでダウンタイムは短く済むことはメリットです。
しかしながら傷が小さく、視野にも限界があるため、出来うる操作には限界があります。
逆に、オープン法のメリットとしては、軟骨や骨といった内部構造をあるがままの状態で完全に露出し、全体像を確認しながら手術を行うことが出来ます。
ですので、大きな変化をもたらすことも可能になりますし、マイルドな変化に微調整することも可能です。当院では鼻中隔延長術や複雑な他院修正などを含む鼻尖部のオペを対象として行っております。
さてこのオープン法ですが、直線ではなく逆V字切開という手法が特に好まれます。
直線で横断して切開すると、傷が治る過程で引き攣れを起こし、横から見た際に窪んだような形になることがありますが、V字型に切開することで傷の力のかかり方が分散され、傷痕が目立ちにくくすることが出来ます。
場所としては鼻柱の中央の領域が最も選択されます。この場所は正面から見た際に最も目立ちにくく、表情の動きでも刺激を受けにくい部位であるため、傷痕の治癒が良いのでこの部位が最適と考えられています。
付け根の部分(鼻柱基部)を切開するのは、傷痕が残りやすいため、あまり推奨されませんが、人中短縮などの手術歴があり、すでにその部位に傷がある場合はその傷を利用することもあります。また、人中短縮との同時施術でも一つの傷で行います。
さて、このオープン法の傷痕ですが、時間経過とともにかなり薄くなって目立ちにくくなってきます。
実際に当院で施術を行った方の一年目までの経過をもとに見ていきましょう。
一年も経過するとかなり目立たなくなっているのがわかると思います。このように、この部位は傷が目立ちにくい部位です。
ですので、傷痕を気にしてオープン法を避けるより、しっかり適応を診て必要な場合はオープン法を選択する必要があります。
当院では、患者様のご希望に応じて最適な方法を提案させて頂きます。
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