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眼瞼下垂②~眼瞼下垂の見分け方
2021.09.01
眼瞼下垂について、前回はどのような病態なのかと、治療法について書きました。
ですので、今回は実際にご自身で眼瞼下垂かどうかの目安になる症状について説明します。
おさらいですが、眼瞼下垂とは「上まぶたが下がって、自然な状態で目が開けにくくなっている状態」のことです。
この眼瞼下垂ですが、症状が進行して視野が障害されてしまう状態になり日常生活に障害が出ると、保険診療での手術の適応となります。
ただ、視野障害は出る前でも、最近目が開きづらいなどの軽度の眼瞼下垂の症状がある方は、実際にご自身の症状の程度について確認してみてもいいかもしれません。
見分け方
まず、目を軽く閉じてみて、その後自然に眼を普通に開けてみてください。この時、意識して目を開けようと力を入れたり、眉毛を持ち上げなければきちんと開かない場合は、眼瞼下垂の可能性があります。
そのような症状があった方は、次に眉毛の上を軽く指で押さえて、眼を開けます。無理なく両眼が開けられる場合は、眼瞼下垂の可能性はありません。この状態で、額に力が入ってしまう場合には眼瞼下垂の可能性があります。
眼瞼下垂になると、目を開ける力が弱まりますので、他の方法で視野を確保しようとします。その結果として他の症状が出てくることがあります。
例として
①眉毛ごと挙げて目を開ける⇒おでこのシワが濃くなる
②顎を上げて見下ろす⇒肩が凝る
他には、明らかな機序は不明ですが、頭痛、めまい、自律神経の異常などとして症状が現れることもあります。
眼瞼下垂に対する治療には様々な治療法があり、症状の程度・原因になっている部位に応じて、治療法を選択していく必要があります。
治療法に関しては前回の記事をご参照ください。またご自身では眼瞼下垂かどうかわからなかったという方のご相談もお待ちしております。
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