ブログ
陥没乳頭の原因は?先天的・乳がんなどの要因や軽度から重度までの治し方、乳首陥没のリスクも解説
2024.10.14
「陥没乳頭の原因は何?」
「陥没乳頭はセルフケアで治せる?」
「陥没乳頭を放置したらどうなる?」
乳頭(乳首)が出ていない見た目に悩み、自信を失っている方も多いでしょう。また、陥没乳頭を放置すると、出産後の授乳が難しくなったり、乳腺炎のリスクが高まったりする可能性があります。さらに、場合によっては、乳がんなどの深刻な病気が隠れていることもあるため、早めの受診が重要です。
そこで今回は「陥没乳頭の先天的・後天的な3つの原因」「陥没乳頭の治し方」「陥没乳頭で起こりうるリスク」についてご紹介。陥没乳頭の原因を正しく理解し、あなたの症状に適した対処法を見つけましょう。
アールビューティークリニックはLINEを通じた無料相談を受け付けています。今すぐ下のボタンをタップして、お気軽にお問い合わせください。
陥没乳頭の原因は?先天的・後天的な3つの原因を解説
陥没乳頭(陥没乳首)とは、乳首が通常のように突出しておらず、乳輪の内側に引っ込んでいる状態のことです。それでは、陥没乳頭の原因は何なのでしょうか。
この状態が起こる原因は、生まれつきの「先天的なもの」と、生まれたあとから起こる「後天的なもの」に分かれます。それぞれの主な3つの原因について、これから解説します。
陥没乳頭の先天的な3つの原因
まずは、陥没乳頭の先天的な原因についてみていきましょう。陥没乳頭の先天的な原因として、以下の3つが挙げられます。
乳頭陥没の先天的な原因
- 乳管の発達が悪い
- 乳頭下の結合組織が未発達である
- 乳頭の線維状の索状物が短縮している
女性の10〜20%は先天的な原因により陥没乳頭の状態で生まれますが、授乳時期までは特に問題が現れないことがほとんどです。また、先天的な陥没乳頭は、家族からの遺伝が約50%の確率で影響しているとされています。先天的な陥没乳頭は、18歳頃までに治ることがほとんどと言われています。
陥没乳頭の後天的な3つの原因
次に、陥没乳頭の後天的な原因についてです。陥没乳頭の後天的な原因として、以下の3つが挙げられます。
乳頭陥没の後天的な原因
後天的な原因により、生まれたときは正常だった乳頭が時間とともに陥没することがあります。後天的に陥没乳頭になったからといって、必ずしも病気であるとは限りません。ただし、乳がんなどの病気が原因の場合もあるため、注意が必要です。
それでは、後天的な原因によって引き起こされる具体的なケースについて詳しくみていきましょう。
成長期の発達バランスが悪い
胸の成長と乳管の発達の不一致が、陥没乳頭の原因となることがあります。成長期に胸が急激に大きくなると、乳管の発達が追いつかないことがあるからです。
特に、日本人女性の食生活の変化により、胸の大きさが平均的に増加し、陥没乳頭の発症率も上がっています。胸の成長スピードが速いと、陥没乳頭のリスクが高まる可能性があるため、注意が必要です。
乳がんなどの病気にかかっている
後天性の陥没乳頭には乳がんをはじめとして、以下のような病気が関係している可能性があります。
- 乳房パジェット病
- 乳管内乳頭腫
- 乳管腺腫
- 乳頭部腺腫(乳輪下乳管乳頭腫症)
病気が原因の場合、乳房のびらん・乳頭分泌・乳房のしこりなどの症状が現れることがあります。このような症状が見られる場合は、早めに乳腺科や乳腺外科を受診することが重要です。
陥没乳頭を改善したい!軽度から重度までの3つの治し方
陥没乳頭を改善する方法は、症状の重さによってそれぞれ異なります。陥没乳頭の治し方としては、以下の3つの方法があります。
陥没乳頭の治し方
軽度であれば、自宅でのセルフケアで改善できるかもしれません。しかし、重度の場合は、手術が必要になることがあります。
症状の程度に応じて、適切な治療法を選ぶことが重要です。それぞれ詳しくみていきましょう。
軽度の治し方①:マッサージ
軽度であれば、マッサージで治る可能性があります。陥没乳頭には、真性と仮性の2種類があり、それぞれ治し方が異なります。まず、真性陥没乳頭は搾乳器や指で刺激を与えても乳頭が出てこない状態であり、マッサージによる改善は難しいでしょう。一方、仮性陥没乳頭は、刺激を与えると乳頭が出てくる状態であり、マッサージによる効果が期待できる可能性があります。
仮性陥没乳頭のマッサージは、以下の手順で行います。
- 乳輪の外側を親指と人差し指で軽くつまむ
- 乳頭を内側から外側へゆっくりと引っ張るようにして優しく刺激する
- 乳輪の周りを親指と人差し指で円を描くように軽くマッサージする
- 乳頭や乳輪部分について、方向や場所を変えて圧迫する(1か所あたり約3秒)
マッサージでは、強い刺激や痛みを感じるほどの力は使わないでください。入浴中に行うと、清潔を保ちつつ効果を高められます。
中等度の治し方②:乳頭吸引器
軽度~中等度の陥没乳頭に対する治療法としては、乳頭吸引器の使用が有効な場合があります。乳頭吸引器を使った治療は、手術を行わずに身体に負担をかけない方法で、保存的治療に分類されます。ただし、数ヶ月間この治療を続けても乳頭が出てこない場合は、手術を検討する必要があります。
また、この治療法が効果を発揮するのは、刺激を与えると乳頭が出てくる仮性陥没乳頭の場合に限られる点に注意が必要です。
重度の治し方③:陥没乳頭の手術
乳頭吸引器を使った治療で効果が得られない重度の陥没乳頭には、手術が必要です。代表的な手術方法として、埋没法・切開法があります。手術には利点とリスクがあるため、症状の程度に応じた適切な方法を選ぶことが重要です。
埋没法は、乳頭を引き出した後に皮膚を縫い合わせることで乳頭を固定する手術です。
術後の傷が目立ちにくく、軽度の陥没乳頭に適しています。ですが、糸が緩んで元に戻るリスクはあります。
切開法は、埋没法では対応が難しい中等度~重度の陥没乳頭に用いられます。
切開を伴うため、傷跡が残るリスクがありますが、確実に治療を行いたいのであれば切開法をおすすめします。
一方で、重度の場合は切開法で手術を行っても再陥没のリスクが高く、難易度の高い手術となります。
アールビューティークリニックなら陥没乳頭のレベルに合わせて施術プランを提案してくれます。今すぐ下のボタンをタップしてメニューや料金を確認してみましょう。
陥没乳頭を放置することで起こりうる4つのリスク
病気が原因の陥没乳頭でない限り、陥没乳頭そのものを放置しても命に関わることはありません。しかし、以下のような4つのリスクを引き起こすおそれがあります。
陥没乳頭で起こるリスク
4つのリスクが健康や生活の質に影響を及ぼす可能性があるため、症状が気になる場合は早めに医師に相談することが大切です。適切な治療を受けることによって、あなたの不安を軽減できるはずです。それぞれ詳しくみていきましょう。
リスク①:かゆみや臭いが発生する
陥没乳頭で起こるリスク1つ目は、かゆみや臭いが発生することです。陥没乳頭では乳頭が内側に入り込んでいるため、隙間に汗や皮脂による汚れが溜まりやすくなり清潔に保つことが難しくなります。
不衛生な状態では雑菌が繁殖してしまい、かゆみや臭いが生じる可能性があります。たとえ清潔を心がけても、洗いづらさから汚れを完全に取り除くことは困難です。
リスク②:授乳しにくい
陥没乳頭で起こるリスク2つ目は、授乳しにくいことです。刺激を与えたり、乳頭マッサージをしたりして乳頭が外に出てくる仮性陥没乳頭であれば、授乳時に深刻な影響は及ぼしません。
しかし、刺激を与えても乳頭が出てこない真性陥没乳頭では、赤ちゃんがうまく吸いつきにくく授乳が困難になります。さらに、授乳中に母親が痛みを感じることもあります。
リスク③:乳腺炎にかかりやすい
陥没乳頭で起こるリスク3つ目は、乳腺炎にかかりやすいことです。乳腺炎とは、乳房の乳腺に炎症が生じたり、細菌感染を引き起こしたりする病気です。
母乳のうっ滞や感染が主な原因であり、正常な乳頭に比べて陥没乳頭では、不衛生な環境から細菌が繁殖しやすくなります。その結果、乳腺炎のリスクが高まります。
また、母乳がうっ滞しやすいことから、以下のような症状が現れる可能性があるため気をつけなければなりません。
- 乳房のしこり
- 熱感
- 乳房の張り
- 痛み
リスク④:コンプレックスを抱えてしまう
陥没乳頭で起こるリスク4つ目は、コンプレックスを抱えてしまうことです。先天的陥没乳頭は、思春期以降に自然軽快するケースもあるため、思春期から青年期までは経過観察が推奨されます。
しかし、思春期を過ぎても症状が改善しない場合、周囲との違いを意識して引け目を感じるかもしれません。陥没乳頭をコンプレックスとして抱え続けると、温泉やプールなどで他人の視線や反応が気になり、行動が制限される可能性があります。
アールビューティークリニックなら、約30分の施術で陥没乳頭を改善できます。陥没乳頭の悩みを抱えているあなたは、今すぐ下のボタンをタップして施術内容をチェックしてみましょう。
陥没乳頭に関するよくある疑問を解消
最後に、陥没乳頭に関するよくある2つの疑問について確認していきましょう。
陥没乳頭に関するよくある疑問
重度の陥没乳頭の場合には手術が必要となるため、多くの方が不安を感じるかもしれません。しかし、疑問を解消することであなたの心配が和らぎ、必要な対応を取りやすくなるはずです。安心して適切な治療を選択できるように理解を深めておきましょう。
陥没乳頭だったら病院に行って治すべき?
かゆみなどの症状がなければ、必ずしも病院で治療を受ける必要はありません。しかし、以下のような症状がある場合には、早めに受診することをおすすめします。
- かゆみが続く
- 痛みを感じる
- 乳頭に出血がある
- 分泌物などの異常がみられる
上記のような症状がある場合、深刻な病気が隠れている可能性もあります。早めに病院で診てもらうことで、適切な治療を受けて安心感を得られるでしょう。
陥没乳頭の手術を受けると傷跡は残るの?
乳頭は傷跡が目立ちにくい部位のため、手術後に傷跡が残ることを過度に心配する必要はありません。一般的には、3〜6か月ほどで赤みが消え、傷跡はほとんど目立たなくなります。
ただし、生まれつき乳頭の色が濃い方は、白っぽい傷跡が目立つことがあります。そのため、完全に傷跡が消えるわけではないことを理解しておきましょう。
まとめ
陥没乳頭には、先天性と後天性があり、それぞれ原因が異なります。症状が軽度から中等度であれば、マッサージや乳頭吸引器を試すことで改善できるかもしれません。
しかし、重度の場合には、手術を検討する必要があります。また、かゆみや痛みなどの症状があるにもかかわらず放置すると、出産後に授乳が難しくなったり、乳腺炎になりやすくなったりするリスクがあります。
陥没乳頭の治療で公的保険が適用されるのは、40歳未満かつ今後授乳の予定がある方などの条件を満たす場合です。
まずは診察を受けて、自分に合った対策を考えることが重要です。
アールビューティークリニックは、銀座・大阪・名古屋の3院を展開しています。今すぐLINEの友だち追加をして、あなたが来院しやすいクリニックに気軽に相談してみましょう。
おすすめ記事
ARCHIVES
- 2024年11月 (6)
- 2024年10月 (7)
- 2024年9月 (10)
- 2024年8月 (10)
- 2024年7月 (4)
- 2024年6月 (14)
- 2024年5月 (3)
- 2024年4月 (9)
- 2024年3月 (5)
- 2024年2月 (5)
- 2024年1月 (6)
- 2023年12月 (9)
- 2023年11月 (7)
- 2023年10月 (6)
- 2023年9月 (10)
- 2023年8月 (6)
- 2023年7月 (6)
- 2023年6月 (10)
- 2023年5月 (6)
- 2023年4月 (10)
- 2023年3月 (7)
- 2023年2月 (7)
- 2023年1月 (7)
- 2022年12月 (7)
- 2022年11月 (4)
- 2022年10月 (8)
- 2022年9月 (8)
- 2022年8月 (9)
- 2022年6月 (1)
- 2022年5月 (1)
- 2022年4月 (3)
- 2022年2月 (2)
- 2022年1月 (1)
- 2021年12月 (2)
- 2021年11月 (4)
- 2021年10月 (3)
- 2021年9月 (2)
- 2021年8月 (2)
- 2021年7月 (4)
- 2021年6月 (5)
- 2021年5月 (4)
- 2021年4月 (14)
- 2021年3月 (7)
- 2021年2月 (5)
- 2021年1月 (16)
「医療広告ガイドライン」を遵守して作成しております。
お電話またはWEBフォームより
ご予約を受け付けております。
カウンセリングは無料です。
まずはお気軽にご相談ください。
診療時間 10:00~19:00 不定休
電話番号:03-6228-7881
東京都中央区銀座2丁⽬4−18 ALBORE GINZA 9F