オステオポールやPCLメッシュなどの挿入による鼻へのリスクや除去にかかる費用について！！

鼻の美容施術で用いる人工物とは？

オステオポール・・・PCL(ポリカプロラクトン)という外科の手術などにも用いられる糸に使われている素材でできた３D状のボールのことです。糸をギュッとボール状に小さくまとめたような形で、網目状になっています。これを鼻先に入れることで、高さを出したり、ツンとした鼻を作ることができます。

PCLメッシュ・・・主に鼻すじを高くする効果があり、2年ほどで溶けると言われています。プロテーゼに抵抗のある患者様が治療法として選択することがあります。一部のクリニックでは鼻先にこのメッシュを丸めたものを挿入することもあります。

プロテーゼ・・・プロテーゼとは、人間の軟骨に近い性質の医療用人工軟骨を指し、鼻やあごなどに挿入することで形を整えることができます。きちんとした層に挿入すればずれたりすることもなく比較的安全と言えます。

 

人工物のリスク！！

オステオポールは多くの場合、クローズド法という方法で鼻先に挿入します。

鼻の皮膚と軟骨の間に挿入するのですが、かたいものを無理やり入れるわけですから、鼻先の皮膚はオステオポールによって押され、皮膚が引っ張られ薄くなることもあります。

すると、鼻先の皮膚が赤くなったり、腫れたり、オステオポールが透けて見えるといった現象が起こることがあります。

 

人工物を入れた後の修正手術について

オステオポールやPCLメッシュが必ずしも悪いものとは言えませんが、現在の美容医療業界では推奨されている治療ではないことは確かです。

もし、治療を望む患者様がいらっしゃれば、上記のようなリスクを覚悟する必要があります。

人工物を入れた患者様で起こりうる現象を以下に挙げます。

 

・鼻先の軟骨が変形してしまう

オステオポールやL型プロテーゼを挿入すると、それらが上に乗っかることにより、自身の軟骨が押しつぶされてしまいます。圧がかかり、時間とともに軟骨が変形するんですね。

もし、軟骨が変形してしまえば、鼻を支えている鼻柱という部分を立て直すことで軟骨を支え直したり、変形した鼻を元に戻すために、耳介軟骨や肋軟骨を移植したりなど、かなり大がかりな手術で修正する必要が出てきます。

 

・人工物が癒着している

オステオポールやPCLメッシュを挿入すると、周りの皮膚や軟骨とくっついてしまうことが多々あります。これを医学用語で『癒着』と言います。

癒着が起こっている人工物を無理にはがしたり取り出そうとすると、皮膚に穴が開いてしまったりする危険もあります。

そのような場合には筋膜や人工真皮などの移植が必要になる場合もあります。

 

オステオポールの歴史

そもそもオステオポールは韓国から日本に広まりました。日本での歴史は浅く、長期経過も未知数な部分があります。数年経過している患者様の修正をしても、溶けたり自己組織に置き換わっているということはありません。

上述のような修正のリスクもあるため、修正自体を断るクリニックも多いです。

 

人工物が入っている状態の一般的な修正費用

オステオポールを除去する、メッシュを抜く、プロテーゼを取り去る、このように除去費用だけなら10～30万円ほどで済みます。

しかし、癒着や軟骨の変形が起こってしまうと、自身の軟骨移植や鼻柱形成なども必要になり、100万円以上かかってしまうケースも少なくありません。

 

実際、鼻すじに入れたメッシュと、鼻先のPCL素材の異物を除去した画像です。

 

術後1か月であったため、癒着も軽度ですべて除去できました。(クローズド法です。)

 

オステオポール除去やメッシュ抜去、鼻の修正はRビューティークリニックで！！

一度無料カウンセリングでご相談ください！！

 

当院では、日本全国から

・鼻すじにメッシュを入れて頭痛や違和感がある

・鼻すじにメッシュを入れたら鼻すじが曲がって見える

・鼻先にオステオポールを入れて触るとカチカチに硬い

・L型プロテーゼを入れて鼻先がのっぺり見えて高さがないように感じる

・鼻先に溶ける人工物を入れたものの、今後の経過が怖くなってしまった

など、さまざまなご相談をしに患者様がご来院されます。

 

一度ご来院いただければ、丁寧にカウンセリング・診察させていただきます。

執筆：名古屋院　木村医師


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