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    貴族手術part2~①自家組織移植

    小顔その他美容外科

    2024.09.29

    こんにちは。銀座院副院長の吉田です。
    今回は以前に解説した「貴族手術」という手術に関して、詳細を掘り下げていきます。
    前回の記事に関しては鼻翼基部の前進手術をご参照ください。

    では最初に鼻翼基部という部位について骨格から概説します。上顎骨には、梨状孔という穴が開いています。これは鼻の土台としての構造上の基盤になっています。

    PMID: 37940704

    鼻翼基部というのは上図での青色の部分になります。この部分はアジア人は西洋人に比較して前方への発達が悪いことが知られています。
    なので、この部分に何かしらの素材を移植し、高さを出していくことが貴族手術の目的になります。


    前回の記事より引用です。鼻翼基部の陥没を持ち上げる材料として、以下の4つがよく用いられます。
    硬い 柔らかい
    自己組織 自己軟骨(特に肋軟骨) 脂肪注入
    人工物 シリコンプロテーゼ ヒアルロン酸
    さて、今回はその内の「自己組織」の方、特に肋軟骨に着目していきます。

    ①肋軟骨とは?
    肋軟骨とは、名前の通り肋(あばら)の軟骨です。
    胸部で肺を包む骨格のことを「胸郭」と呼びますが、この部分は、前面(腹側)から胸骨⇒肋軟骨⇒肋骨⇒脊椎と回っていって後面(背側)に辿り着くように構成されています。

    青い部分が肋軟骨

    肋軟骨は胸骨と肋骨という二つの骨をつなぐ「軟骨組織」として出来上がっています。

    ②肋軟骨を鼻翼基部に入れる
    さて、この肋軟骨ですが、実は様々な部位の形成に使用出来ることが知られています。代表的な例としては鼻形成における「鼻中隔延長術」ですが、その他にも今回のトピックである「貴族手術」、他には「顎先の形成」や「耳介形成」に対して使うことも出来る万能の素材となっております。
    本題の鼻翼基部形成についてですが、これは上図の陥没している位置を奥から押し上げるように軟骨をブロック状で挿入していく手術になります。
    具体的な手順としては、口腔内に切開を置き、上顎骨を露出してその位置に肋軟骨ブロックを入れていきます。

    ③症例解説
    実際の症例を見ていきましょう。

    この方はもともと他院での術後に鼻柱が拘縮してしまい、人中の長さも気にされご相談がありました。

    診察の結果、contructed
    columella(拘縮による鼻柱退縮)及び中顔面の前方への発育不良が認められました。
    ですので治療方針としては
    1.肋軟骨を使用した鼻中隔延長術による鼻柱形成
    2.肋軟骨による鼻翼基部形成
    の方針となりました。
    鼻中隔延長に肋軟骨を使用した理由としては、前医で両側耳介軟骨を採取されていたため、使用できる材料としては、肋軟骨が第一選択となりました。

    上の写真に関しては術前及び術後1か月目と比較した写真になりますが、鼻柱の退縮及び中顔面の前方発達が改善したことが分かると思います。
    この方のように、鼻整形に肋軟骨を使用する場合は、同時に鼻翼基部へ入れることに関しては非常にいい選択になる可能性があります。

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