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耳の軟骨:どこから取るの?
鼻美容外科
2022.06.21
もちろん当院でも鼻先の整形をする際に、耳から軟骨を採取して移植する「耳介軟骨移植」を行っています。
さてこの耳の軟骨を使用する理由ですが、主に2つあります。
①形と質感が鼻先の軟骨に似ている
耳の軟骨(耳介軟骨)は、弾性軟骨と呼ばれるグループに属します。これは鼻先の軟骨である「大鼻翼軟骨」と同じグループになります。鼻先の高さ出しのみならず、補強や修正を含めた様々な目的に使用することが出来ます。②採取が容易
鼻先に移植できる軟骨の中でも、耳は比較的採取が容易な部位でもあります。合併症の発生リスクも低く、後面から採取すれば傷はほとんど目立たないため、大変好まれています。さて、この耳の軟骨ですが、採取する場所は主に3か所になります。
①耳甲介艇(Cymba)
②耳甲介腔(Cavum)
③耳珠(Tragus)
に分かれます。これらの部位は注意深く採取すれば変形は最小限まで抑えることが可能で、基本的には目立ちにくい部位になります。
①②耳甲介艇、耳甲介腔
どちらも同じく耳介後面からの一つの切開創からの採取が可能で、主に耳甲介艇からは縦長の形で10×25㎜程度、耳甲介腔から15×15㎜程度の軟骨が採取可能です。
一つの傷から2枚の軟骨を採取することが出来るので、当院でも多用している方法になります。主にオープン法での耳介軟骨移植(コルメラストラット法)や鼻中隔延長術の際にはこちらが選択されます。
③耳珠
耳の入り口にある軟骨ですが、こちらは短時間で採取できるということが最大のメリットです。採取量は12×12㎜程度であり、前述の2枚よりは小さくなりますが、単純に鼻尖部へのonlay移植の場合では十分であることが多いです。当院ではクローズ法による耳介軟骨移植の際にはこの部位からの軟骨採取を採用することが多いです。
両耳合わせて6枚まで採取することが可能なので、以前に他院で耳介軟骨移植を既にされていて、修正希望の方でも追加での採取が可能な場合がございます。当院では、患者様一人ひとりにあった適切な方法での鼻整形をご提案させていただきます。まずは一度お気軽にご相談ください。
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