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鼻の部位②鼻尖~気になる部位の見方と適切な治療法(特に団子鼻について)
2021.10.20
前回は鼻背部についての記事を書きました。
今回は鼻尖領域という部位についてです。
お鼻でお悩みの方で、団子鼻でお悩みの患者さまは多いと思います。
実際に鼻に関する悩みでは、日本人を含むアジア人の多くはこの「団子鼻」という悩みが大多数を占めています。
この「団子鼻」こそが鼻尖部における代表的な悩みです。
ではこの団子鼻はどこがどう問題なのか見ていきましょう。
鼻尖という領域は、内部構造としては、「大鼻翼軟骨」という軟骨が形作っていて、
その上を脂肪・軟部組織・皮膚が覆っています。
この内内部構造の軟骨ではボリューム・硬さ・広がり・形が重要な要素となります。
また、この軟骨が「どこに配置されているか」「覆っている組織の構造はどうか」も大事な問題になります。
例えば、発達が悪く全体的に上向き方向に配置されていれば「短鼻」として時に
豚鼻のような印象を与えます。逆に大きき発達していて、下方向に配置されていると
魔女鼻のような印象になります。
では、団子鼻はどうでしょうか?
団子鼻は①大鼻翼軟骨が大きく発達し、開いて配置されているパターン②大鼻翼軟骨は小さく低発達だが、周囲の軟部組織が多くまんまるな印象になっているパターンに大きく分けられます。
①の場合は、軟骨を適切な大きさにカットして縫縮することでかなりの改善が得られます。
その一方で、②の場合はまず余分な組織を取り除く必要があります。
ですが、それだけだとボリュームが不足するため、何かで補わないといけません。
そのため、ここによく耳介軟骨が移植されることがあります。
多くの日本人の場合は②のパターンが多いため、鼻尖形成+耳介軟骨移植という治療は大変よく行われます。
当院でもよく行っている治療ですので、ご興味をお持ちの方はまず一度カウンセリングにお越しください。
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