目尻切開で目は大きくなるの！？当院の目尻切開の方法

こんにちは。Rビューティークリニックの村山です。

今回は目尻切開について解説していきたいと思います。

まず初めに、目尻切開とは目尻側の白目の外側を隠している皮膚を切開し、外側の白目が見える範囲を広げることで目を大きく見せる施術になります。

手術方法


当院で行なっている手術方法としては①VY法　②W法　の２種類で行なっております。

１）VY法

目尻の皮膚を横方向に4~5mmまっすぐ切開し、白目に連続する結膜（目尻のピング色の部分）と皮膚を縫合し、白目を拡大する方法です。

メリット：簡便な方法で、ダウンタイムが少ないのが特徴です。また傷跡は目尻の皮膚で隠れるためほとんど目立ちません。

デメリット：白目の拡大範囲が広くなく、W法に比べるとやや後戻りの可能性があります。また術後１週間は目尻側に糸を長く残す必要があります。  

２）W法

目尻の皮膚をW字に切開し、一部皮膚を除去し回転皮弁の原理で目尻を広げる方法です。

当院では眼窩骨膜に目尻を糸で固定することで、後戻りがしにくく、また目尻の位置も下げることができます。

メリット：白目を広げる範囲が大きく、また後戻りがしにくい。目尻の位置を下げることができる。

デメリット：ややダウンタイム長くなる可能性があります。

ダウンタイムに関して

ダウンタイムはVY法もW法もタレ目形成術でご説明したのと同様に、内出血、腫れ、結膜浮腫、結膜下出血（白目の出血）、目の充血などです。おおよそ１〜２週間ほど続く可能性があります。VY法では切開線が少ないこともあり、ダウンタイムは短い傾向にあります。

目尻切開で白目は拡大できるの？

ここまで一般的な目尻切開の手術内容についてご説明しました。
では実際に目尻切開のみで十分な白目の拡大ができるのでしょうか？
その答えとしては、多くの方では目尻切開のみでは白目の拡大は難しいというのが事実になります。
次の解剖図をご覧ください。

この図で意味するものは、実際の目尻の皮膚の淵から白目の範囲までの距離を表しています。実際の距離は2~3mmほどです。皆さんも自身の目尻を横に引っ張ってみてください。少し引っ張るだけで白目が出てきますが、すぐにピンク色のボヨボヨした結膜と呼ばれる組織が出てくるのがわかります。目が大きく見えるようになるのは、白目が出る範囲が広がった時であり、結膜が出ていても不自然に見えるのみで目が大きくは見えません。従って目尻を切って白目を広げる場合、ほんの数ミリが横方向に広がるのみであり、また目尻は図の通り斜め後ろ方向に向かっているため、前から見た場合の横方向の変化はかなり分かりづらくなってしまいます。以上から目尻切開のみで目が大きく見えるようになるのは、目尻に隠れている白目の大きさがかなり大きい方（眼球に皮膚が被っている量が非常に多い方）のみとなります。

目尻切開意味ないじゃん！！・・・という声が上がると思いますが、、、

実はタレ目形成と一緒にやることで白目拡大効果が相乗効果でかなり強くなります！

タレ目形成のお話でも述べましたが、目を大きくしたい場合は上下内外の４方向に広げることができると申し上げました。

タレ目形成では下方向、目尻切開では外方向に拡大できます。１方向だけでは広げる面積は大きくはないですが2方向の掛け算になると面積はかなり大きくなります。

多くのお客様でタレ目形成を行う場合、同時に目尻切開も行なっています！そうすることで目がより可愛らしく大きくすることが可能です！

以上が『目尻切開で目が大きくなるの？』の説明になります。目元にお悩みの方は、ぜひ一度当院のカウンセリングにお越しください！