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目の下のくまパッチ、効果あるの?医師が解説!
2023.08.02
自宅でできるセルフケアとして、目の下のくまパッチという商品があります。
仕組みとしてはパッチについた細かい針状の形状物からヒアルロン酸が浸透していくというもの。
かなり人気商品で色々なメーカーが商品を出していて、目の下のくまに悩んでいる方は意外と多いということがわかりますね。
結論としては、目の下のくまパッチの効果は、、、
⭕️加齢による初期のくま(コラーゲンの減少が原因)には短期的な効果あり
✖️若い時から目立つくま(眼窩脂肪の量が原因)には効果なし
✖️進行したくま(加齢により悪化したくま)には効果なし
比較写真で大きなくまが明らかにくまが消えているものもありますが、
くまのできる仕組みを知っていれば、目に下のパッチだけでそのような効果が出るはずがない事はわかるでしょう。
<手術による治療例>
赤くまの治療症例(銀座院:冨田医師)
くまのできる仕組み
くまの主な原因は脂肪の突出です。(その他は後述。)
眼窩脂肪の量は個人差が大きく、ダイエットで減量しない脂肪です。
脂肪の突出を抑えているのは眼窩隔膜という骨付近についている膜であり、脂肪の重みや加齢による眼窩(アイホール)の広がりで徐々に薄く伸びてゆるんできます。
ただし、くまの種類によっては多少効果のある場合があります。
くまの種類について
・種類とセルフチェック
色で分類でき、複数のくまが同時にある場合もあります。
【黒くま】→電車の窓に映った顔や上からの光を浴びるとクマが目立つタイプ。むくみが原因の場合も。
【赤くま】→目の下や目の上がほんのりピンク色の人。10代からクマが目立っている。むくみが原因の場合も。
【青くま】→マッサージやホットタオルなどで軽減するタイプ。目の下パッチも効果あり。
【茶くま】→摩擦による色素沈着。皮下脂肪が薄く乾燥しやすいことも原因。目の下パッチも効果あり。
黄色の点線で囲まれたくま(黒くまと赤くま)は進行性で手術でしか改善できません。
くまを自力で治すと予防方法は?
最初に紹介した目の下パッチ以外にもくまを治すためのグッズは、ドラッグストアや怪しげな広告でたくさん見かけたことがあると思いますし、マッサージなどのおすすめ動画もたくさんあります。
どれも一時的には効果があったとしても、長期的にくまを改善できるものはありません。
なぜなら、ほとんどのくまの原因は眼窩脂肪の突出や、皮下脂肪の減少、眼輪筋のたるみなどの加齢変化で起こっているからです。
・予防と治療。
寝不足でできるくまは、睡眠で軽減できますが、根本的な黒くまと赤くまの予防方法は残念ながらありません。
黒くまと赤くまはほとんどが遺伝によるものなので、目立った時点で治療してしまうのが良いでしょう。
ただし、茶くまは手術で効果がある場合とない場合があります。
詳しい手術の方法については別の記事での説明します。
まとめ
目の下のくまにはセルフケアグッズやマッサージの効果は限定的。
長期的な効果は手術でしか得られない。手術治療は満足度も高い。
ただし適応を詳しく見れるドクターで適切な施術を行わないと、改善しない・しわが増えるといったデメリットもある。
★★無料カウンセリングの予約はこちら
執筆:大阪院 小池医師
美容外科医として大手美容外科院長を5年以上経験し、30,000件以上の顔の施術を行ってきたドクター。
韓国やハワイやタイなどの海外での研修も積極的に行っており、日々の診療に生かしている。
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