二重マッサージで本当に二重になるの？

一重でお悩みだけどどうしたら生まれつきの二重のようなパッチリした目になれるのかな・・・
そのようにお悩みの方は多いと思います。二重にする方法に関してインターネットで調べてみると、結構な率で「二重マッサージ」がヒットします。

ではこの二重マッサージですが、本当に効果的なものなのでしょうか？
結論から申し上げると、医学的に考えると、ほとんどの場合では効果はかなり薄いと思われます。しかしながら、正しく行えば効果がある場合もございます。

今回はどういった場合だと効果があるのか、逆にどういった場合だと効果がないのか(むしろ有害になる場合もある)を書いていきます。

①瞼に脂肪が多く、ぱっちりしておらず、腫れぼったいまぶた
こういった場合はマッサージは効果的だと考えられます！
まぶたには皮下脂肪の他に眼輪筋下の脂肪や眼窩脂肪と呼ばれる脂肪など多数の脂肪が存在します。脂肪はむくみやすい性質がありますので、マッサージで循環を良くすることである程度スッキリします。そうすることで普段は出ていなかった薄いラインがはっきりすることがあります。

しかしながら、やりすぎには要注意です。あまりにこするようにやってしまうと皮膚が伸びてしまい、弛みのもとになります。また、目を開ける筋肉の力が弱くなり(眼瞼下垂)、眠そうな目元になってしまうリスクもございます。
なので、そういった方は瞼の脂肪を取ることが効果的です！

②薄いラインもない完全な一重まぶた
この場合ですと、マッサージで二重になることはほとんどないと考えられます。
そもそも生まれつきの二重か一重かどうかは、目を開ける筋肉(上眼瞼挙筋)が瞼の皮膚に付着しているかどうかで決まるので、マッサージではこの癒着を作ることは不可能だと思われます。このような方がマッサージを繰り返すと、皮膚ばかり伸びてしまうし、慢性刺激により皮膚が厚くなり、かえって目が小さく見えてしまうこともございます。

ではこういった方は、二重瞼にはならないのでしょうか？
方法としては、外科手術があります。埋没法で、挙筋と瞼の皮膚を縫い付ける方法になります。
現代ではこの施術を受けられる方は大変多く、ほとんどバレない方法もございます。

もしご自身の「瞼の状態がわからない」という方がいらっしゃいましたら、お気軽にご来院ください。あなたにあった一番の方法をご提案させていただきます。