顔の中心部に位置する鼻筋は、変形していると顔全体のバランスを大きく左右します。斜鼻修正術により鼻の歪みをなくしてまっすぐに整えると、顔全体のバランスが整い美しく見えることが期待できます。

また、斜鼻が原因で鼻の通りが悪くなっている場合は、修正することで鼻の通りも良くなることが期待できます。効果は基本的に半永久的に持続するため、メンテナンスは基本的には必要ありません。まっすぐ美しい鼻を半永久的に手に入れたい方におすすめの施術です。

斜鼻の治療は鼻の通りに問題があるか無いかで大きく手術方法が異なってまいります。通気障害がある場合は、それを治療するために機能的な面からも手術の方針を決定していくことになります。また、斜鼻の原因として骨性と軟骨性の曲がりが密接に関係しているため、原因ごとに系統的に修正していく必要があります。骨性の曲がりは診断のため術前のCT検査が必要になります。また、軟骨性の曲がりはCTでは分かりませんので、MRI検査や、手術中の術中診断が必要とされます。

①カウンセリング

カウンセリングでは表面からみた斜鼻変形の程度、鼻の通りなどを詳しく伺います。鼻の通りは、自覚的症状も大変重要な要素となります。外鼻形成のデザインとしては、患者様ごとにお顔に適した鼻の形をご提案します。

②術前検査

術前にはCT検査を含めて各種検査を受けていただき、多角的に手術計画を検討します。ここで、骨性・軟骨性の要素を評価し、手術方針を大まかに決定します。

③手術方法の決定

実際にもう一度患者様と執刀医で、方針に関しての最終確認を行います。

④手術当日

斜鼻の原因が骨性である場合には、鼻骨骨切りを行います。ハンプが目立つ場合には、同時にハンプ切除を行う場合もあります。軟骨性の場合は、基本的には鼻中隔軟骨の湾曲がメインとなっているので「鼻中隔矯正術」が必要になります。この手術は鼻中隔軟骨のくり抜きや鼻中隔延長術・spreader graft・コルメラストラット法などを含めて各種技術を用いて総合的にアプローチを行います。

⑤術後

術後は鼻にテーピングをして、不安定な鼻骨を良い位置に固定するために鼻ギプスを装着します。術後1週間後に抜糸を行います。また、テープと鼻ギプスを外し鼻の形を確認します。まだ、骨切りした鼻骨が動きやすいので、さらにもう1週間鼻ギプスの装着が必要になります。